盛岡の新築物件、ろ過器を分解搬入・組立を実施

サイエンス㈱の奥野です。

盛岡市の新築の老人福祉施設の浴場用ろ過器1台を受注しました。
浴槽はろ男女用約3,500Lの2槽で地上3階に設置され、循環ろ過器を地下1階に設置するシステムです。循環ろ過器は、ろ過材無しの状態でも重さ130kgあり、とても人手で運べる代物ではありません。

建設中のため、エレベーターは使えない上、階段を使って地下1階に運ぶ必要があり、お客様よりろ過器の分解搬入・組立の依頼を受けました。そこで、盛岡市内の弊社協力店より2名の作業員を派遣して頂き、私を含めた3名で作業を行うこととしました。

作業当日は、曇り日、雨降らず安堵しました。朝9時にろ過器や付帯品が現場に到着、付帯品を地下1階に運び入れしました。ろ過器本体の分解作業は9時半より着手、1~3人で持てる重さまで分解しなければなりません。

まずは、動力制御盤に繋がるセンサー・電動弁類の配線や電源ケーブル等の取り外しからスタート。次に、ろ過タンク、循環ポンプとヘアキャッチャー(集毛器)、保温用の熱交換器、動力制御盤、配管類、鋼製架台と、パーツ毎に全てバラバラ状態にし、順次2、3人で地下1階へ搬入しました。建物の壁や階段手摺にぶつけないよう安全確認しつつ、慎重に搬入しました。ろ過材が約100L入る大物のろ過タンクはFRP製で表面がつるつる滑り、運搬に難渋しました。約2時間半をかけて、無事地下1階に搬入することができました。

午後からは、組立作業を開始、ボルト等のゆるみが無いよう、配線間違いが無いよう、慎重に作業を進め、約2時間で組立・養生しました。
作業は無事終了したものの、これだけでは「完了」とは言えません。試運転調整時には、水漏れないかどうかと、配線ミスによる誤動作が無いことを確認して、本来の完了となります。
初めての経験として作業従事しましたが、他工事との並行作業であったため他作業に支障が出ないよう配慮し、安全確保を第一優先で取り組むことが重要と認識しました。

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