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お風呂の衛生管理のポイント
温浴施設・入浴設備の衛生管理で気をつけるべきポイント!
【厚生労働省】公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について
令和元年9月19日に厚生労働省より、“公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について”が通知されました。
衛生管理の基準や、設計項目の変更が行われています。お風呂設計.comでは原文より重要な部分を抜粋してまとめました。
温浴施設・入浴設備にはなぜ衛生管理が必要なのか?
▶ 入浴施設に求められていること
入浴施設は利用者に対して以下の二つのことを提供しています。
・快適、癒し(空調、ライティング、音響、接客マナー、インテリア)
・安心、安全(温浴機器の点検、保守、消毒、清掃、安全の確保)
主に入浴施設は「快適、癒し」という視点はお持ちですが、利用者の多くの方は入浴施設の「安心、安全」を重きに考えています。つまり、入浴施設は「衛生管理」を行い「安心、安全」な温泉やお風呂を提供することが求められます。
衛生管理がしっかりされていない温泉やお風呂で万一のことが起こった場合、その入浴施設の営業停止や風評被害は避けられず廃業に至るケースもあります。
温浴施設に求められるレジオネラ属菌対策
▶ レジオネラ属菌とは?
入浴施設では「レジオネラ属菌」に気をつけねばなりません。
そもそも「レジオネラ属菌」とは何か?
レジオネラ属菌は細菌類の一種で、レジオネラ肺炎やポンティアック熱を引き起こす原因となります。通常、これらの感染症を引き起こすことはあまりないのですが、高齢者・男性・喫煙者・糖尿病・慢性呼吸器疾患者・免疫能の低下した人などには感染症を引き起こすことがあります。
レジオネラ属菌はバイオフィルムと呼ばれるアメーバに寄生し増殖します。そのため、入浴設備内のバイオフィルムを除去することが要求されます。毎日の塩素管理が十分に行われている場合も、浮遊するレジオネラ属菌は殺菌できますがバイオフィルムに生息するアメーバ内ではレジオネラ属菌が生き続けるため、利用者の発症リスクが残ります。
そのためバイオフィルムが蓄積しないよう、日々の管理と定期的な配管洗浄が衛生管理を行う上で重要となります。
またレジオネラ属菌が検出された場合、レジオネラ症患者の発生が疑われた場合などはすぐに保険所や専門家に相談してください。
>お風呂設計.comでも対応していますので、お困りの方はお問合せください。
▶ 入浴施設の洗浄
利用者の安心、安全を確保するために入浴施設の洗浄が求められます。
効果的な洗浄を行うためには
①生物膜の除去
②浴槽水の換水
③洗浄後も付着している微生物の殺滅する消毒
がポイントとなります。
入浴施設は下記の通り洗浄する必要があります。(循環ろ過装置を設けている場合)
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