『エアプランツ』ご存じでしょうか

サイエンスの石井です。
皆さまは『エアプランツ(エアープランツ)』という植物をご存じでしょうか。
ホームセンターの園芸コーナーはもちろんのこと、最近では100円ショップや、雑貨屋さんでも販売されていたりします。
カフェなどで壁にぶら下がっているのを見た方も多いのではないでしょうか。
私も自宅でエアプランツを育てているので、今回はそのエアプランツ、特に水やりのことについて書こうと思います。
ちなみに写真は100円ショップで2017年に購入したエアプランツ、カプトメデューサエです。
買ったときは小さかったのですが少しずつ大きくなり、ついに今年はじめて花が咲きました。

エアプランツの謳い文句としてよく言われるのが、
『空気中の水分を吸収するため、水やりがいらない』というものですが、エアプランツに水やりは必要です。
エアプランツは空気中の水分を吸収する、というのは正しいですが、
日本の空気中の水分(湿度)だけではエアプランツには足りないのです。
自然界では、森林などの湿度が高かったり、霧が発生したりするような地域に自生しているそうです。
なので、エアプランツを買ってそのまま水やりをしなかったら枯れてしまった！という失敗談がよくあるそうです。
育て方を調べると『霧吹きで水を与える』と出てきますが、
私は水やりの時はお風呂場に持っていき、弱めのシャワーで水をジャーっとかけています。
水をかけた後は手でもって振って水を切り(落とさないように！)、さかさまにして置いておいて乾かします。
最初は霧吹きで水をかけていましたが、我が家には小さいながらも9つエアプランツがあり、毎度毎度霧吹きのハンドルを握るのが大変で…お風呂場でシャワーに落ち着きました。

エアプランツは屋外でも育てることができます。むしろ屋外の方が自然の雨や風が当たってイキイキと育つそうです。
私は室内で育てていますが、雨の日に外に出し、しばらくしてから見ると、普段の水やり後よりも葉が伸び伸びと広がっています。
やはり自然の物が一番なのでしょうね…。

土がいらないので、インテリアとしても生活に取り入れやすいエアプランツ。
育つ速度はゆっくりですが、そのぶん花が咲いた時の嬉しさは大きかったです。
ご興味がありましたら、ぜひお店で『これだ！』という子を探してみてください。