水風呂にろ過装置をお奨めする理由

こんにちは 営業部の小山です。

 

最近ソロサウナの計画する方が増加しており、水風呂のお問い合わせをたくさんいただいています。


冷水シャワーや浴槽に氷を入れて冷やせないか?などのお問い合わせをいただきます。


お話を聞くと本当は水風呂にしたいのですが、最初から無理だろうという考えをお持ちのようです。

ソロサウナとして営業をするには「その他公衆浴場」に該当するため、公衆浴場法および地方条例に準拠する必要がありますので、計画する地域を管轄する保健所との協議が必要になります。


維持管理・ランニングコスト・温度維持の観点から、ろ過装置+冷却チラーの組み合わせが最も推奨されますがろ過装置に関しては地方条例により指導が異なるため、保健所との事前協議において重要の確認項目になります。

水風呂は、周囲(浴室温度、湿度)・人体・ポンプなどの装置からの発熱によりあたたまります。人体からの熱の移動が最も多いため、何名入浴するかで必要な冷却装置の大きさが異なります。

 

●水風呂にろ過装置をお奨めする理由


水風呂は温度が低いので汗や皮脂などの汚れが凝固しやすく、白濁してしまします。ろ過装置がない場合はすぐに白濁してしまうため頻繁に浴槽水を入替・清掃する必要があります。そのため清掃作業の手間と水道代が多くかかります。


上水道(水道水)は季節により温度変化があります。標準的な地域でも冬場9℃~夏場30℃の温度変化幅があります。

給水温度を冷たく一定にするための設備は想像よりも導入コストと設置スペース、さらにはランニングコストも大きくかかります。

これは冷水シャワーでも同じです。ろ過装置を入れる場合の導入コストとあまり差がありません。


ろ過装置を設置した場合は、入浴などであたたまったしまった分を冷却するだけなので、実はランニングコストはあまりかかりません。

また水道代も最初に水を張ったら蒸発したり人体について減少する分を給水するだけなので水道代も抑えることができます。


井戸水が豊富にある施設では、年間通して温度変化が少ない井戸水をかけ流しにすることで、汚れを排出して温度も維持する運用は一般的です。

近年水風呂温度を一桁台(通称グルシン水風呂)の温度設定にしたい志向が強まってきています。その場合はろ過装置+チラーの組み合わせが必須になります。

しかしながら温度を低くすればするほど冷却設備を大きくする必要があります。

また氷で冷やせないかという相談もたまに受けます。一般的な冷凍庫は-18℃程度のため、氷も冷凍庫内では-18℃近くまで下がります。

その状態の氷を使用して、200L浴槽の水を16℃→15℃に1℃下げるときには約2kgの氷が必要になります。

200Lの浴槽で30℃の水を15℃にするには約30kgの氷が必要です。氷というのはイメージするよりも温度は下がりません。氷だけで水風呂の運用をすることは現実的ではないことが分かると思います。

水風呂に静かに入浴していると皮膚に接触している浴水が温まり、温度層ができます。水風呂の水温よりも実際に高い温度の状態で浸かっています。

そのため水風呂で動いたり、一緒に入浴している人が動いて波立つと急に冷たく感じることがあります。サウナ玄人になると水風呂にジェットやバイブラをつけて撹拌して浸かることを好む方もいます。

しかし同時に入浴している人が浴槽内で動いていたら正直迷惑ですね。水風呂も数種類あると利用者にとっては非常に魅力的かもしれません。


最近は都心のビルをテナントとしてソロサウナにしたい相談をよく受けます。

機器類の設置スペースも少なく耐荷重の問題もあり水風呂が設置できない場合もあります。しかしサウナ好きには水風呂は非常に重要な位置づけと伺っています。お客様にとって最良の提案ができるようにいたしますので、是非ご相談ください。

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