『お風呂設計.com』では、ホテル・旅館、温浴施設やフィットネスクラブに必ず必要となる「お風呂設備」、「温浴設備」について、新設や増設、そしてリニューアル至る、お風呂・温浴設備の専門プロデュースを行っています。
創業以来35,000件以上の「お風呂設備」、「温浴設備」の企画・設計から施工、そしてアフターメンテナンスまでトータルエンジニアリングでご提供させていただいてきました。お風呂・温浴設備のオーダーメード、カスタマイズも、ホテル・旅館、温浴施設やフィットネスクラブなどその業態や業種、そして機能を重視したい!見た目を重視したい!といったお客様のニーズに合わせてイチからプロデュースさせていただきます。
お風呂設計.comが手がけた導入事例のご紹介
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自動で塩素管理 安全にろ過装置を運用するために
< 導入前 >
今回は、長年(24年間)ろ過装置をお使いいただいているお客様より、機械が古いこともあり交換部品の販売が終了してきているので困っているという事でご相談いただきました。
既存のろ過装置は、年に4回メンテナンスをしっかり行っているということもあり綺麗な状態でした。
自動塩素濃度調整器*¹や制御盤内に銅イオン殺菌装置が設置されており、高スペックでの導入だったことが伺えました。
現場調査と打合せを重ねている最中に男子浴槽のろ過ポンプが停まってしまい、急遽工事業者同行で現場調査を実施。
入替の方向でお話が進み、新設機器の分割搬入・据付、保温工事、試運転・取説までの工程を組みました。
長い間、丁寧にろ過装置を使っていただいたお客様により良いものをご提供できるよう、密に打ち合わせを進めていきました。
< 導入後 >
元々ろ過装置を使われていたこともあり、操作に関してはすぐに慣れていただきました。
自動塩素濃度調整器を導入している為、塩素濃度を一定に保つことができます。
今までは設備一式をまとめてメンテナンス会社に依頼されていたという事で、各機器のメンテナンス費用を見直すきっかけにもなりました。
定期的にメンテナンスを実施し、塩素管理も併せてしっかりと行っていただくことで、これまでのろ過装置同様、長く安全にお使いいただけます。
環境にも優しいろ過装置を末永くご使用いただきたいと思います。
*¹塩素濃度に調整するために塩素剤の注入量を自動制御してくれる機器
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贅沢な雰囲気を味わえる個室サウナ あらゆるスペースを有効活用した水風呂チラーで実現します
< 導入前 >
東京都中央区銀座の一等地にサウナと水風呂をオープンしたいとう計画で
お風呂設計.comよりご相談頂きました。水風呂のシステムを提案し、お話を進めていくと、
本来、浴槽と同じフロアに機械室スペースを設けることが多いですが、今回は施設内に機械室が無いことと、施設自体が地下に位置していることもあり、同フロアの屋外にも機械を設置するスペースがありません。
お客様からは、全部で6部屋作り、部屋数や広さは減らさずに、どうにか設置スペースを確保したいとのご要望がありました。
非常用階段の近くにスペースがありましたが、通路の妨げになることから機械を設置することができません。せっかくの好立地にご計画だったこともあり、是非とも期待にお応えしたい。
そうした中で、お客様とのお話を進めて行きました。< 導入後 >
ろ過ユニットは天井に吊るし、循環ポンプは床下に設置することで特殊な設置環境に対応した循環ろ過システムを構築しました。
お風呂設計.comでもおなじみの特殊チラー連動システムで、設備スペースを最小化した水風呂システムを提案。
これまでお風呂設計.comにお問い合わせ頂いた中でも、かなり困難な条件が組み合わさった状況でしたが、綿密な配管計画、機器選定で見事にご要望にお応えする水風呂システムが実現できました。完成した施設を見に行くと、最初に見た空間からは想像できないほど素晴らしいものになっていました。
お客様からは、「今後も水風呂についてはお任せしたい」とのお声を頂き、大変ご満足頂きました。今回水風呂システムを導入させていただいた【KUDOCHI sauna】様は完全個室サウナとなっております。
皆さん、是非行ってみてください。 -
都心の一等地に高級感のある個室サウナがオープン 至福のととのいを!!
< 導入前 >
今回は都心の一等地にオープンした個室サウナの水風呂導入事例をご紹介させていただきます。
お客様よりお話をいただいたのは第三次サウナブーム真っ只中の2021年6月。
SNSやメディアを通して、これまでにない新しい楽しみ方が発信されていた時期で、個人または数名のグループのみで快適に過ごせる個室サウナというコンセプトを知る事となりました。
場所は港区麻布十番のテナントビル。
ろ過設備を設置する機械室、搬入する通路のスペース確保がここまでの最大の課題です。
また、秋にはオープンさせたいとのご要望から早急に準備を進め、同年9月に一期工事が完了。
無事に2階、3階をオープンさせる事が出来ました。< 導入後 >
導入した機器類はコンパクトなサイズが特徴のフィルター式ろ過装置です。
同様にコンパクトな特殊チラーを提案したところ、それぞれ上手く機械室に2台収める事が出来ました。通常水風呂の温度は17℃~18℃でしたが、少々低めの15℃設定です。
水温の高い夏場は冷水チラーの能力も少々落ちるため、設定温度まで下げるのに時間を要しますが、15℃の水風呂はご好評をいただいております。
成功した理由としては浴室には水風呂のみで温浴槽がないため、吸熱による温度上昇の影響が少なかったためです。
また、一般的な冷水チラーはクッションタンクを設け、ろ過側とチラー側で冷水を循環させ、熱交換器を介して冷却させます。
今回導入したチラーは冷水を直接本体に入れる事が出来る特殊チラーのため、冷却効率が非常に良かった点が挙げられます。ご利用されるお客様からご好評をいただき、翌2022年1月には二期工事として4階及び5階に導入する事が出来ました。
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田町の商店街に、新サウナ&スパが誕生、人気沸騰!!!
< 導入前 >
PARADISE様では、90年以上愛された元銭湯「万才湯」を改修して居酒屋として運営されておりました。コロナ禍の影響で客足が大幅減となったことから、新たなお風呂&サウナを計画されました。
施主様は、本計画の実現に向けて、お風呂・サウナの設計・施工や、浴場用ろ過器やヒートポンプチラー等の必要設備に関する問合せを、弊社主催のポータルサイト「お風呂設計.COM」を通じて頂きました。
ご計画の浴場施設は、大サウナ1室、個室サウナ8室、大浴場1槽、16℃大水風呂1槽、9℃水風呂1槽、設計・施工および必要設備の手配迄一括の見積依頼を受けました。そこで、都内の建築工事会社、サウナメーカーおよび弊社が連携し、現地調査の上予算見積書を提出させて頂きましたが、施主様からはなんの音沙汰もない状況が続きました。
見積書提出から3ヶ月後、施主様より突然現場に来てほしいとの要請を受け、直行しました。そこで見た光景に驚愕と衝撃を受けました。なんと、施主様自ら、大工仕事をされておりました。理由を伺うと、「頂いた予算見積が高すぎたため、自ら実施することとした。サウナ設備も自分で作る。ろ過器は貴社より調達したいので、見積書が欲しい。」と。並々ならぬ施主様の熱意に感銘を受け、「誠意をもってしっかり対応していきたい。」と腹を括った次第です。それ以降、設備工事会社様には、綿密な打合せと頻繁な現場対応を行いながら工事を進めて頂きました。
残念ながら、ガス給湯器が手に入らないという事態が続き、当初計画より4ヶ月遅れの今年4月末、ようやくグランドオープンの運びとなりました。< 導入後 >
グランドオープン後は、入浴者数が日当たり300人を超える日もあるようで、盛況を博している状況、多いに安堵しております。一方、施主様より、残留塩素濃度が上がらない、水風呂温度が上昇する等の対応依頼があり、設備工事会社のご協力も得ながら、対応しております。
室内意匠は、昔ながらの「銭湯」のイメージを残しつつ、プロジェクションマッピングを駆使する等、幻想的な浴場を創出した、しっくり落ち着いた雰囲気です。浴場、サウナのみならず、それが入浴者に受けているものと感じております。
今後も、色々ご要望あると思いますが、できる限りの対応をしていく所存でございます。 -
選手の要望に応え、循環ろ過装置を導入!!!
< 導入前 >
関東圏のプロ野球球団にろ過装置を導入させて頂きました。
お客様では、3年程前に浴槽改修を行い、約2,000Lの温浴槽と水風呂をそれぞれ設置し運用されておりました。両浴槽とも、モダンで綺麗な仕上げとなっております。
しかしながら、本拠地で試合がある際等には、1日当たり延べ100人以上の選手や球団職員が入浴されるそうで、循環式ろ過装置が設置されていないため、選手より浴水の汚れが酷いとのクレームが相次ぎました。
そこで、球団として昨年度よりろ過装置導入に向けた検討に入り、ろ過器メーカーを探していたところ、インターネットで弊社のことをお知りになりました。昨年8月に、弊社に直接電話での相談があり、現場調査をさせて頂きました。
現場調査結果を踏まえ、最適システムを選定の上ご提案をさせて頂きましたところ、導入の運びとなりました。
< 導入後 >
導入したろ過装置は、入浴人数が非常に多いということで、標準より1ランクアップのろ過機能を有する循環式ろ過装置KJO-3500シリーズを導入頂きました。温浴槽用には常時保温できるよう6kWヒーターを装備しました。水風呂用には、0.75kWのステンレス製ポンプを搭載し発錆しないよう工夫しました。
導入後1ヶ月半となりますが、両ろ過器とも順調に稼働しており、特に選手より不満の声は聞かれないそうで、今後は光熱費の削減効果もチェックしていくとのことでした。
なお、本器はカートリッジ式ろ過装置であり、定期的なフィルター交換・ろ材洗浄が必要となるため、導入3ヶ月後にろ過装置内の汚れをお客様とともに確認し、保守メンテ方法の最適提案をご検討頂く予定であります。
本ろ過装置が、適正な衛生管理の下、選手の皆様のリラクゼーション・筋肉養生に資することを多いに期待しつつ、今後も運用管理に当たり支援・協力していきたいと考えております。