『お風呂設計.com』では、ホテル・旅館、温浴施設に必ず必要となる「お風呂設備」、「温浴設備」について、新設や増設、そしてリニューアル至る、お風呂・温浴設備の専門プロデュースを行っています。
創業以来35,000件以上の「お風呂設備」、「温浴設備」の企画・設計から施工、そしてアフターメンテナンスまでトータルエンジニアリングでご提供させていただいてきました。お風呂・温浴設備のオーダーメード、カスタマイズも、ホテル・旅館、温浴施設などその業態や業種、そして機能を重視したい!見た目を重視したい!といったお客様のニーズに合わせてイチからプロデュースさせていただきます。
お風呂設計.comが手がけた導入事例のご紹介
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旅館の増築で人工炭酸泉の貸し切り風呂を導入した 事例
< 導入前 >
当館は太平洋に面し、古くから地元に根差した海鮮料理と温泉を宿泊客に提供してきました。宿泊客が増えてきたので、施設の増築を検討していました。
以前より、大浴場の温泉には好評をいただいていましたが、増築にあたっては、それ以外にもお客様に提供できる「売り」を作れないかと考えていました。
そこで、もともとの売りであるお風呂に付加価値を付けて集客できないかということで、貸し切り風呂を導入したいと思い、お風呂設計.comに問い合わせました。
< 導入後 >
既に大浴場の温泉がある旅館へのご提案だったので、貸し切り風呂もただの温泉ではなく大浴場とは別の魅力のある人工炭酸泉をご提案しました。
もともとの温泉は弱アルカリ性の塩化物泉ですが、人工炭酸泉装置を使用したお湯は弱酸性となるため、バリエーションが生まれました。
また、意匠は古くからの旅館に見合うように、レトロなタイル作りのお風呂で落ち着ける雰囲気としました。
ろ過装置と炭酸泉装置を組み合わせると音が大きくなってしまうのですが、装置は屋外の元駐車場スペースに取り付け、機器回りに囲いを立てることで防音対策と外から設備が見えないよう対策しました。
貸し切りの小さなお風呂ですが、見栄えも良く炭酸泉独特のスカッとした湯上り感で、お客様に大変喜ばれているとのことです。
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浴場の衛生管理を自動化してレジオネラ対策した事例
< 導入前 >
浴場設備の老朽化から更新を検討していました。
更新を考えていた時期に、ニュースで公衆浴場でのレジオネラ症事故を見る機会があったのですが、
ニュースでは亡くなられた方もいたという報道もあって不安になり、せっかく浴場設備を更新するのだから安心して使える設備にしたいと考えました。
普段も浴場の清掃には気を配っており、特段汚れはなく十分清潔を保てていたと思います。
シャワーヘッドも塩素にて消毒を行っていました。
浴水については、塩素錠剤を入浴開始前に投入し残留塩素濃度を管理していましたが、入浴人数は日によって異なるので、濃度は不安定だったかもしれません。
安心して使える設備にするためにはどうすればいいのか、現状を見て提案してもらいたいと思い、
お風呂設計.comに問い合わせました。
< 導入後 >
まず既存設備を見て、菌の温床となっている部分がないかを調査しました。
ろ過装置で浴水を循環させるにあたって、流れが淀んでいる箇所があると塩素殺菌が行き届かず、菌の発生の可能性があります。
金物選定と取り付け位置を確認し、しっかり浴水全体が淀みなく循環するようになりました。
また、水位を電極で検知し、自動で湯はりを行うレジオネラ属菌の発生を防止するには、日々の残留塩素濃度管理が重要です。
今までは錠剤を人の手で投入していましたが、ろ過装置に塩素の自動注入装置を合わせて設置し、
さらに塩素濃度センサーを導入して、残留塩素濃度を常に一定に制御する仕組みになりました。
塩素注入を自動化したことで、従業員さまの毎日の手間がなくなりとても喜んでいただけました。
~衛生管理の手引きをご用意致しました~
~具体的な資料請求などのお問い合わせ~
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運用方法を変えることなく大浴場設備を更新出来た老舗旅館様
< 導入前 >
弊社は施設の設備管理をしており、管理している旅館様で全館リニューアルに伴い
大浴場の濾過循環設備も併せて更新する計画がありました。
由緒ある古い建物を旅館として作り変えた施設で、設備もこれまでにも何度か更新の機会があったようでした。
ですがその設備も古くなってきており、最大の目玉である温泉を使用した内風呂の大浴場・露天風呂も、
古い設備のままでは本来の魅力が宿泊される方々に伝わらなくなってしまいます。
旅館様に設備改修のご提案をしようにも、古い機械でメーカーも対応しなくなっている状況でした。
改修するにも既存設備とも連携させる必要があるので、
既存設備についても細かく調べてもらってどう改修するべきかを提案してもらいたいと思い、問い合わせしました。
< 導入後 >
設備が老朽化していても、お客様施設の運用はそれで最適化されていることもあり、
施設の運用方法・スタッフのオペレーションを変えることも難しい場合が多く、
今回もそのケースでした。
お風呂設計.comでは施設建設当時に導入された古い制御盤の仕様も確認しました。
もともと清掃時には、機械室ではなく脱衣所にあるスイッチ一つで設備を停止していたとのことだったので
今回の更新では機械室側のろ過設備の仕様をもとの設備に合わせることで
お客様が実際に操作するスイッチ側は変更せずに済み、慣れた操作方法のままストレスなく運用できるようにしました。
温泉も使用されていたので、温泉成分分析表も確認し、
十分なろ過能力があることに加えて温泉の水質に合った材質の機器を選定しました。
既存の設備を活かしながら古い部分を更新することができ、
投資コストも最小限に抑えた更新となりました。
運用方法も以前と変わらなかったので旅館の担当者の方々も安心して運用でき、
新鮮な温泉設備で宿泊者の方々をお迎えできているとのことでした。
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ホテル客室の限られたスペースを有効利用し露天風呂を増設しました。
< 導入前 >
当ホテルでは、お客様への新たなサービスとして客室に露天風呂を新設しようという計画がありました。
近隣施設の経営者仲間からも、内湯の家族風呂を増設したという話も聞いたことがあり、
給湯での湯張り+電気ヒーターでの保温というシステムで納めたということを聞いていました。
しかし今回増設を計画しているのは露天風呂。おそらく電気ヒーターでは厳しいよ、という助言をもらいました。
大容量のヒーターを導入しようにも、それほど受電容量に余裕はありません。
客室個浴なので小さいですが、露天風呂の温度管理をできるような良い設備はないか悩んでおり、お風呂設計.comへ問い合わせました。
< 導入後 >
大きくない浴槽ではありましたが、放熱試算の結果、やはり現状の受電容量内では電気ヒーターによる温度管理はできません。
そこで今回は、いわゆる家庭用電源と同じ単相100Vの電源で動作し、かつ大きな放熱でも問題ない熱交換器を組み合わせたコンパクトなろ過装置をご提案。
もともと給湯設備・能力には余裕があるということで、そのお湯の一部を浴水保温用の熱源として一部活用。
コンパクトなろ過装置と熱交換器とを組み合わせた浴槽設備提案により、給湯の有効活用も出来ました。
露天風呂の温度管理に必要な保温能力も十分あり、ろ過装置で温度管理制御もすべて行えるようになりました。
しかもろ過装置自体がコンパクトなので、機器レイアウトや配管計画・施工も自由度が高く、全体としてもスッキリしたシステムに。
完成した露天風呂はとても趣のあるお風呂になり、ホテルの客室個浴にぴったりのお風呂ができました。
限られた条件・スペースでの露天風呂の新設でしたが、現状の受電容量内で温度管理もできるようになり、とても満足していただけました。
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弱酸性電解美肌泉(弱酸性電解水)装置導入による差別化事例
< 導入前 >
旅館を経営されているR社様では、利用者へのより良い入浴サービスを届けるために、2tの檜(ひのき)浴槽を設置していました。更なるお客様満足度の向上を図るために、浴槽だけではなく浴槽水にも何か特徴を持たせて、他の施設と差別化したいと考えていました。
また、お客様からの満足度向上と並行して、運用する旅館としても使い勝手のいい温泉にしたいという思いがありました。今までは、保温するためにお湯をかけ流して運用していたため、水道代及びガス代がかかっていました。また、大きな浴槽のため毎日の清掃作業もかなりの負担でした。< 導入後 >
お客様から見て、「他の温泉では入ることのできない温泉がこの旅館では味わえる!」と思わせるため、弱酸性美肌泉(弱酸性電解水)装置を導入しました。これにより浴槽水が通常のものとは違う、美肌の湯に入浴がすることが出来るとPRすることができるようになりました。
また、弱酸性電解水なので、今までよりも浴槽水が常にきれいに保たれており、他の施設よりも肌トラブルが少ないという声を職員の方からいただいております。
浴槽水を常に衛生的に保ち、保温もすることができる弱酸性美肌泉を導入することにより、差別化もでき管理工数も大幅に軽減することが出来たので、非常に満足されていました。