『お風呂設計.com』では、ホテル・旅館、温浴施設に必ず必要となる「お風呂設備」、「温浴設備」について、新設や増設、そしてリニューアル至る、お風呂・温浴設備の専門プロデュースを行っています。
創業以来35,000件以上の「お風呂設備」、「温浴設備」の企画・設計から施工、そしてアフターメンテナンスまでトータルエンジニアリングでご提供させていただいてきました。お風呂・温浴設備のオーダーメード、カスタマイズも、ホテル・旅館、温浴施設などその業態や業種、そして機能を重視したい!見た目を重視したい!といったお客様のニーズに合わせてイチからプロデュースさせていただきます。
お風呂設計.comが手がけた導入事例のご紹介
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新設のフィットネスクラブへ水風呂設備を導入!!!
< 導入前 >
お風呂設計.comからのお問合せから始まったフィットネスジム水風呂の導入事例を紹介します。
フィットネスジム運営会社のご担当者から、2022年1月オープンを目指して、代官山駅徒歩1分の場所にサウナ&スムージーカフェ併設のフィットネスクラブをオープンする予定との話があり、特に水風呂設備について知りたいとのことでした。
そのコンセプトは、室温90℃のアロマローリュウサウナ、水温9℃のシングル水風呂で、81℃の大温度差で心と体を一気に「整えたい」というもの。設置場所は、半地下1階のテナントスペースで非常に狭い空間でした。
水風呂を作るためにはろ過装置とチラーが必要となりますが、現地調査の結果、ろ過装置やチラーの設置スペースが屋外、屋内とも見つからず、本計画の最大の課題となりました。
そこで、利益の源泉のサウナ&水風呂スペースを可能な限り圧縮して、小さな機械室を設けて頂きました。とは言え、ろ過装置が設置できるだけの小スペース、チラーは屋外どこにも置けない状況、最大の課題でした。再調査を行い、チラースペース探しを行った結果、当該ビルの1階に狭い溝部『トレンチ』があることを発見、設置に問題関係個所と相談の結果「問題なし」との回答を得たことから、漸くスペース問題は解決となりました。
< 導入後 >
引渡しのための取扱説明に現場訪問すると、まず目に飛び込んできたのは、スポーツジムらしく高級そうなウエイトマシーンがずらりと整然と鎮座している状況でした。聞くところによると、外国製の超有名機器とのことでした。
その奥に行くと、サウナと水風呂が暗闇の中から忽然と現れ、精神修行に恰好な空間を醸し出していました。
場所的に立地条件が良く、格安なジムのようで、多くの会員が集まっている模様でした。しかし、ひとつ問題が起こりました。機器や配管に結露が起こり床面が水浸しになってしまったのです。
水風呂に砂ろ過装置を導入したのは初めてだった為、お施主様にご迷惑をおかけしてしましました。
結露への対策として機器・配管に保温シートを装着し、その後は結露もなく順調に稼働しているとのこと、担当した者として、安堵した思いでいます。私にとっても多いに勉強となりました。
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都内一等地のお客様。こだわりのジャグジーバス・水風呂・サウナはスパ施設級!
< 導入前 >
今回は別荘や富裕層向けの住宅などをユーザにご提案している建築設計事務所様からお問合せ。
東京都内の高級住宅街のある地域で新築のご計画。お客様である旦那様が大変お風呂に対してこだわりをお持ちで、大きなお風呂とサウナ、水風呂を計画したいとのお話。他業者にも相談してはいたが要望に対して費用が合わず、かと言ってお客様のご要望の「最低ライン」を下回る事は出来ないとお困りの中で、お風呂設.comまでお問合せ頂きました。
詳細を伺うと、サウナは既に計画済。お風呂の方は、3t(2.6m角くらい)の温浴槽と1t程度の水風呂をご要望。お客様の使い方としても「スイッチ一つで湯張り、いつでも温かいお風呂・水風呂に入れるようにして欲しい。」との事。しかし機械設置スペースは地下しかなく狭い。頻繁に機械設置場所までお客様が行かなければならないようなシステムはご提案できません。また、水風呂の温度調整に必要なチラーも設置スペースが少なく、限られたスペースでのご提案が必須な状況でした。
< 導入後 >
お風呂設計.comで取扱のある中でもコンパクトな、フィルターカートリッジタイプの濾過装置をご提案。地下の設置スペースは狭く、また高さも(最も高い所で)150cm程度と限られていましたが、大きなお風呂用と水風呂用2つの濾過装置を何とか納めることが出来ました。
大きな浴槽の方もバイブラ装置もご採用頂き、一般家庭ながらスパ施設のようなジャグジーバスを実現。浴室内の手元スイッチでお客様の好きなタイミングでON/OFF出来るような仕組みも導入しました。
水風呂用のチラーは屋外に設置しなければいけませんが、地上の屋外スペースも限られています。そこで今回は、良く観賞魚などの水槽で用いるという小型チラーを導入。設置スペースも非常にコンパクトで、かつ今回の水風呂の温度管理をするのに十分な冷却能力を持っていました。ただし制御動作は今回のシステムに合わせて特注で作成。お客様のご要望である「スイッチ一つで全自動」というご要望に見事にお応えできました。最終的にはお困りだった予算に関しても、提案内容とを総合的に考慮しご満足いただける提案となりました。
※浴室が大変広い為、記載写真は水風呂のみです。画像処理を施しています。
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簡易的かつ安価な設備で水風呂システムを実現したホテル様
< 導入前 >
全国でチェーン展開されているAホテル様は、愛知県に新規でホテルを開業するに辺り、大浴場と共にサウナ・水風呂を計画していました。
今回は、設備全体の設計施工を担う設備業者様からの問い合わせをいただきました。
水風呂はお風呂を循環濾過させながら、その循環水と冷水を熱交換させて温度調節する必要があります。その冷水を生成するのに用いるのが、一般的にチラーと呼ばれるものです。
今回の計画では、設置スペースが小さく費用も抑えた形で実施したいとのご要望があり、一般的に用いられる空冷チラーなどを導入する事は困難でした。
水風呂の循環濾過とチラーをどのように計画していくか、というのが最大の課題でした。
< 導入後 >
今回は水風呂の大きさ自体もそれほど大きくないという事もあり、濾過装置はコンパクトなKJOシリーズをご提案。
冷水生成に関しては、一般的な業務用空冷チラーではコストも設置要件も厳しいので採用できない。
そこで設備業者と打ち合わせを重ね、主に“観賞魚や活魚用の水槽”の温度管理に用いられる小型のクーラーユニットを採用する事に。
小型で静音性も高く、省スペースを狙う際には最適な商材。浴槽濾過装置と連動する小型の盤を設け、お互いの動作が干渉し合わないように制御設計をしました。
結果として、かなり省スペースで安価な設備で水風呂を実現。
少々変わった設備構成にはなりましたが、運用上も問題なく使用出来て、Aホテル様にもご満足いただけました。