お風呂の省エネ・省コストできる方法を選ぶ【お風呂の保温方法】

お風呂は何で冷めるの?

お風呂が冷める箇所

お風呂が冷めてしまうのは5つの放熱によります

①お湯と接している浴槽の底面、側面からの熱伝達

②お湯と接している水面の空気への熱伝達

③お湯の蒸発(湯気)による蒸発潜熱

入浴者への熱伝達(入浴する人を温めている)

装置(ろ過装置やジェット装置)・循環配管からの熱伝達

によってお風呂は冷めていきます。

お風呂の放熱は周辺温度と湿度・水面の風速により放熱量は大きく変化しますが、約80%は水面(②と③)から放熱しています。

特に露天風呂は冬に強風が吹くとものすごい放熱が発生します。

無風状態と比較して平均風速5.0m/秒では放熱量が約2倍も違います。

 

浴槽用循環ろ過装置を使用している場合、お風呂の省エネで一番大事なのはお風呂を使用していない時に蓋をすることです。

(浴槽保温シートはここをクリック)

ホテルや旅館のお風呂は、営業時間が長いことは利用者にとっては魅力的ですが、光熱費が高額になってしまいます。

利用者がいなくても営業時間中はお風呂に蓋をすることはできないので、お風呂の保温する方法(熱源機)の選択がとても重要になります。

 

お風呂の保温方法

お風呂の保温熱源(方法)の比較表

お風呂の保温方法比較表年間ランニングコスト比較グラフお風呂の保温水道光熱費 積上げグラフ
差し湯(かけ流し)による浴槽保温

お風呂の温度よりも高い差し湯(かけ流し)で温度を維持する方法です。

水道光熱費が最も高額になってしまいます。

小さいお風呂で短時間の入浴するような場合は、導入コストが安価なため選択肢になります。

 
燃焼機器(給湯器・ボイラなど)による浴槽保温

燃焼機器(ボイラ・給湯器)で加熱した高温水(60℃~80℃)を、熱交換器を介してお風呂の循環水を加熱して温度を維持する方法です。ボイラ・給湯器の高温水と浴槽水は混ざりません。最も普及しています。

高温水側の設備機器及び工事が必要になります。

都市ガス供給エリアでない場合、プロパンガス・灯油重油タンク等の燃料設備が必要になります。

 
電気ヒーターによる浴槽保温

電気ヒーター(浴槽循環ろ過装置に内蔵)でお風呂の循環水を直接加熱して温度を維持する方法です。

導入コストは安価ですが光熱費が非常に高く、環境負荷が大きい保温方法です。

電源工事のみで電気ヒーター保温ができるため、施工性が抜群に良いことが特徴です。

 
一般的なヒートポンプによる浴槽保温

ヒートポンプで加熱した高温水(60℃)を、熱交換器を介してお風呂の循環水を加熱して温度を維持する方法です。ヒートポンプの高温水と浴槽水は混ざりません。

光熱費は安価で環境にやさしい浴槽保温方法ですが、導入コストが高額になるため普及が進んでいません。

ヒートポンプ側の設備機器および工事が高額になりますが、電気のみで稼働します。

 
浴槽保温ヒートポンプバスヒーポンシステム概略図

ヒートポンプで直接浴槽水を加熱して温度を維持する、最も高効率で地球にもお財布にも易しい装置です。

直接浴槽水を加熱できる機構により、④従来のヒートポンプ方式と比較して、ヒートポンプ側の設置スペースは小さく設備機器および工事費用の導入コストが大幅に削減できます。

電気のみで稼働します。

 

業務用浴槽保温ヒートポンプ「bath Hi-PON(バス・ヒーポン)」

日本で唯一の浴槽ろ過装置とヒートポンプメーカーの

サイエンス株式会社が開発したお風呂の省エネの決定版!!

お風呂保温ヒートポンプ
製品名

業務用浴槽保温ヒートポンプ

「bath Hi-PON」

型式 YHP-03-A
製品構成

①室外ユニット

 重量:56kg

 寸法:311H X 504W X 754D

②熱交換器ユニット

 重量:30kg(満水時35.8kg)

 寸法:311H X 504W X 754D

③制御ユニット

 重量:3.5kg

 寸法:335H X 405W X 131D

室外ユニット⇔熱交換器ユニット 冷媒配管

許容配管長 15m以内(15m以上は冷媒追加)

許容高低差 7m以内

加熱能力

7.60 kW 屋外温度 7℃

5.61 kW 屋外温度 1℃

5.21 kW 屋外温度 -3℃

4.99 kW 屋外温度 -5℃

製品仕様

電   源 :3φ200V

最大電流値 :13.7A

使用流量範囲:60L/min~90L/min

外気温度範囲:-10℃~40℃

使 用 対 象 :3000L未満の室内浴槽

※寒冷地を除く

機器選定は必ずご相談ください

その他のお風呂の省エネできる方法から選ぶ

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