『お風呂設計.com』では、ホテル・旅館、温浴施設に必ず必要となる「お風呂設備」、「温浴設備」について、新設や増設、そしてリニューアル至る、お風呂・温浴設備の専門プロデュースを行っています。
創業以来35,000件以上の「お風呂設備」、「温浴設備」の企画・設計から施工、そしてアフターメンテナンスまでトータルエンジニアリングでご提供させていただいてきました。お風呂・温浴設備のオーダーメード、カスタマイズも、ホテル・旅館、温浴施設などその業態や業種、そして機能を重視したい!見た目を重視したい!といったお客様のニーズに合わせてイチからプロデュースさせていただきます。
お風呂設計.comが手がけた導入事例のご紹介
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限られた空間でも温浴風呂・水風呂の2システムを実現!! 安らぎをご提供
< 導入前 >
今回は、「東京都内駅近の立地に新しくサウナ施設を展開したい」
というお客様よりお問い合わせ頂きました。
新築中のマンション一階にゆったり寛げるサウナ施設を作りたいというご要望で、
建物自体は既に着工済。より深い安らぎを得られるよう水風呂だけではなく、
温浴風呂も計画したいとのご相談でした。
計画中の図面を見ると、温浴/水風呂2つの設備を組むには機器の設置スペースが狭く、
浴槽の容量や温度設定によっては必要な機器を納める事ができない場合も予測されました。
しかし建物の構造上、機械室スペースと構造の柱との位置関係が悪く、
機械室を拡張しようとすると浴室スペースや形状がおかしなものになってしまう事、
またお客様としても、機械室スペースは計画のものから可能な限り拡張したくない
というご要望もありました。
そこでまずは実現可能な設備提案のため、建築中の現地に赴き細かく採寸。
図面だけでなく現場からも得られた詳細情報と共に機器配置図や配管図まで
細かく検討する事になりました。
< 導入後 >
詳細図面と共にお客様や設計担当の方とも打合せを重ねた結果、
限られたスペースでお客様のご要望を最大限叶える、
最適な温浴/水風呂設備をご提案出来ました。
施工時、ろ過装置がそのままでは機械室に搬入できない事が事前に判明していた為、
細かいパーツに現地で分解して搬入、専門業者により現場で再組立・据付を行う等
様々な配慮も行ないつつ作業を行いました。
完成した施設は、まさに安らぎ『に浸る』空間が実現されています。
利用客の方からはゆったり時間を過ごせるステキな施設ができたと
非常に高い評価を頂けたとの事でした。
今回設備を導入させて頂いた施設【sauna&bath NiHITARU】様は大衆向けの街サウナと
なっております。普段は男性専用ですがレディースデーも設けているとの事です。
皆様もぜひ一度足を運んでみてください。
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【リピーター】赤坂見附駅近に個室サウナ誕生
< 導入前 >
今回は個室サウナの水風呂の導入事例をご紹介いたします。
今回の事例は別の物件でお世話になった施工会社の方に、赤坂個室サウナで水風呂チラー導入の計画があり、声掛けていただきました。
営業中の赤坂サウナの水風呂はろ過機・チラーを使用せず製氷機で作った氷を投入していました。
個室サウナは1フロアに4部屋(4浴槽)あり、希望の水温等を基に機器を選定してシステムを構築。夏場の水道水は高温であり、外気温が高くチラーの能力が低下するため、設定温度になるまで時間がかかります。
浴槽容量・希望水温・営業時間等を考慮して選定をしっかり行う必要があります。依頼主と事前に機器レイアウト・配管ルートの打ち合せを行い、綿密に計画をしました。
当初は1つの浴槽に1台で提案していましたが、設置スペースなどの様々な要因により実現できませんでした。
施主、施工会社と打ち合わせを重ねて、1台のろ過装置で4つの水風呂を配管(連通管)で接続することで、チラーを用いた水風呂の実現できるめどがつきました。
大型チラーを屋上に設置するため、夜間でないと機器類の搬入が出来ないため、道路使用許可を取り搬入を実施。工事完了後にて試運転調整を実施。
保健所とは、事前確認・検査立会を行い、浴水を入れ替えずにろ過機を使用する場合の運用管理に関して協議を行いました。
営業許可を得るためには、レジオネラ症防止対策などの衛生管理方法が求められます。保健所との協議、検査を経て、計画から約半年後の今年の春にオープンすることが実現出来ました。
< 導入後 >
実際に利用したお客様に話を聞くと、駅からも近く男女(恋人や夫婦)でも利用できてしっかりと冷えた水風呂も完備されてるため、プライベート空間でゆったりと過ごせてより一層整い大満足という声がありました。
サウナは4部屋あり、3部屋がスタンダード2名、1部屋がVIPROOM4名までの利用でご家族やご友人などとご利用可能です。
ろ過装置を導入することで水の入替も必要なく、綺麗な水も保てており、より多くのお客様にご利用いただいているそうです。今回ご紹介させて頂いたAKASAKA SAUNA様は駅からも近くお出掛けの合間にもご利用できるので皆様も是非行ってみてください。
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温泉旅館の改装に伴い、浴槽保温装置バスキーパーを導入
< 導入前 >
当該旅館では、コロナ禍後を見据えて、観光庁の補助金を活用し新たに個室浴槽を伴う4部屋を増築することを決定されました。
個室浴槽は毎日換水するためろ過器は不要だが浴槽保温が必要ということで、設備工事会社様より問い合わせを頂きました。
浴槽は半露天式のため放熱量が大きいことから、バスキーパーSHSC-H10(10kW電気ヒーター仕様)を選定し、ご提案致しました。
導入に対して課題となった点は、バスキーパーの設置位置でした。当初は個室浴槽のそばに装置の運転音防止を兼ねた囲いを設けて置く計画でした。
本旅館様は、新潟県湯沢町の大自然に囲まれた静かな環境に立地しており、増築される個室も非常に落ち着きのある佇まいの仕上がりになるとのお話。
バスキーパー自体は小型でコンパクトな設計で、浴槽に近いスペース(配管スペースやデッキ下部等)に設置することも可能でしたがお客様が装置の運転音を気にされた事および、装置を浴槽のそばに置くとなると囲いをつけなくてはいけない為、
利用者様の目に留まってしまいます。そこで、少し離れた場所に新たに機械室を設けることでお客様のご希望に沿った計画を進めていきました。
< 導入後 >
導入後のバスキーパーは順調に稼働しており、特段トラブルなしと伺っております。
施主様からは、浴槽は確実に保温されており、ワンタッチで湯張りもでき、自動で温水補給もされており、利便性が高いと高評価を頂いております。
弊社としましては、長きにわたりバスキーパーをご愛顧頂くとともに、旅館様のご繁栄の一助となりますことを心より祈念する次第です。 -
施工性の高い特殊チラー水風呂システムとの組み合わせで、理想のトレーラーハウスサウナ空間を実現!!
< 導入前 >
今回は、トレーラーハウスにサウナと水風呂の導入を検討しているという事でご相談いただきました。
トレーラーハウスは、車両に取り付けて移動可能な小さな住居を指します。近年では、シンプルで移動性に富む生活を求める人々により、人気を集めています。
そんなトレーラーハウスを活用してサウナや多目的スペースを構築し、充実のプライベート空間を簡易的に、短期間で実現できるというコンセプトでご計画を進めていらっしゃいました。
東京都心ど真ん中の限られたスペースの有効活用も可能という事で、今回の件がうまく進めば横展開もあるというお話です。
お客様から、「水風呂にろ過装置をつけたほうが良いのか?」というご相談も多く受けますが、水風呂は設定温度が低く、汗や皮脂などの汚れが凝固しやすいです。
ろ過を導入していなかったり温度管理をしていない水風呂だと、ご利用者様目線で見ると、
・サウナ→水風呂→休憩(ととのい)というサイクルを繰り返す中で、一度の水風呂利用ですぐに水が温まってしまいぬるくなってしまう。
・水風呂の温度は水道の温度程度、もしくはそれよりもっと低く設定されることが多く、低い水温では皮脂などの汚れが固まりやすく、温浴槽よりも汚れが目立ちやすくなる。
総じて、利用者様がご利用中に温度や汚れを気になってしまうという懸念が出てきます。一方、運用者様側の目線から見ると、ろ過をしていないと頻繁に浴槽水を交換しなくてはならないため、手間や水道代が多くかかってしまいます。
限られたスペースでのレイアウト含め、機器選定から現場工程など、入念にお客様との打ち合わせを進めていきました。< 導入後 >
一般的な建築工事と少々勝手が異なり、全てを現場で建築・組み立てするのは難しいのがトレーラーハウスへの施工です。
大まかに分けると、今回はトレーラーハウス本体は国外で、水風呂システムの部分を現場で施工するような段取りに。
浴槽の仕上げや循環金物の仕舞い、配管施工など責任区分を事前に明確にしておきます。ただしそれでも、やはり現場は動いているもの。
事前の通りに上手くいかない事もありましたが、そこは現場で柔軟に対応。
特にろ過装置や特殊チラーの設置場所に関しては、現場に合わせて有効スペースをうまく活用する提案が出来、なんとかご要望の水風呂システムを構築する事が出来ました。
ここで生きたのは、お風呂設計.comでも大活躍。
数多くのお客様にご好評頂いている特殊チラーによる水風呂システムでした。お客様からは、臨機応変な対応、狭いスペースでの作業に感謝の言葉をいただきました。
今回の成功事例をもとに、次の計画を検討していこうかというお話も出ているようです。 -
浴槽保温ヒートポンプシステム導入で浴槽保温コスト約40%~70%を実現
< 導入前 >
2020年6月にろ過設備を導入した介護老人保健施設様。
大浴場へろ過設備を導入した事で、必要とは言え大変手間の掛かっていたお湯の張り替え作業を毎日実施する必要が無くなり、
光熱費や水道代の大幅な削減を実現できました。加えて、お湯の張替え=清掃の回数が減った事で、スタッフの省力化にも繋がるという二次的なメリットも生まれ、大変満足されていました。
しかし、電気ヒーターでお風呂を保温するシステムを採用していた事が、昨今の電気代の高騰と重なった事で、「ランニングコスト」という面に再び影を落とし始めます。
お風呂の利用者が居ない時間帯はお風呂に蓋して保温コストを抑えるなど、運用方法で最大限の工夫をされていましたが、ついには電気代が今までの倍になる月が出てきてしまうなど、放っておく事の出来ない大きな課題となってしまいました。
そうした状況を打破するのに最適だと思われたのが、今回新しく開発された浴槽保温ヒートポンプシステムでした。
ろ過装置の保温システムとして、同じ電気で動くものでも電気ヒーターではなく、省エネ効果の高いヒートポンプシステムを採用する事で、
保温に掛かる電気代を大幅に削減できる見込みがありました。
理事長様からは、省エネのご提案に高い関心と興味を持っていただき、施設に設置していただけることとなりました。浴槽保温ヒートポンプシステム:
新開発の熱交換器交換ユニットによって、ヒートポンプの冷媒ガスが直接浴槽循環水を加温(保温)する事が可能に。熱源温水側に循環ポンプが必要の無い簡素な設備となった事で、システム全体としての省エネ効率向上も実現。設備として燃焼部分も無く、社会インフラとして信頼性の高い電気のみで稼働するシステムとなるため、災害に強いことも特徴です。< 導入後 >
浴槽保温ヒートポンプシステムはろ過設備同様中庭に設置されました。
既存のろ過設備に増設する形で施工する事となりますが、熱交換ユニットと室外機の設置場所は中庭の空いたスペースを有効活用、
熱交換ユニットと室外機とを繋ぐ冷媒管も窓や扉、お客様の導線を邪魔しないよう取り回しも考慮されています。
結果としてそれほど大掛かりな工事にならず、既存設備の設置スペース+α程度の空間に上手く収める事が出来ました。
また、施設様の操作については新システムを導入してからも複雑にはならず、今までと変わらず操作、運用ができているとのことでした。
運用を開始してからは、主に電気代を大幅に削減できているという事で、大変満足されていました。施設の利用者様にとっては「お風呂の時間」は、体を綺麗に保つものということはもちろんですが、リラックスできるような空間を心がけているとのことでした。
その為に、お風呂のお湯を綺麗に安全に保つことも大切です。